
ワンデイ・インプラントとは WHAT IS A ONEDAY IMPLANT?
一般的なインプラント治療では、抜歯後に歯茎に開いた穴の治癒のために2~4か月ほど間を置き、その後インプラントを埋入します。しかしそれでは治療期間が長くなってしまったり手術を2回実施しなければならず、患者様の生活に不便が生じることがあるでしょう。
当院では、1日でインプラントを埋入する1dayインプラントを実施しています。「抜歯即時インプラント」「即時荷重インプラント」という2種類の手法によって、たった1日で「噛める歯」を実現します。
IMMEDIATE EXTRACTION IMPLANT 抜歯即時インプラント
抜歯即時インプラントは、その名の通り抜歯当日にインプラントの埋入も行う方法です。一般的なインプラント治療では、抜歯後に歯茎に開いた穴の治癒のために2~4か月ほど間を置き、その後インプラントを埋入しますが、抜歯即時埋入では、歯を抜いた瞬間にインプラントを埋め込みます。
メリット
治療期間の短縮抜歯とインプラント埋入を同日に行うため、治療期間が短縮されます。
術後の痛みや腫れが少ない一般的な手術と異なり、歯茎を切開する必要がなく治癒がスピーディに進みます。
骨がやせにくい抜歯したところの骨は、放置すると痩せていきますが抜歯したところの骨が痩せにくいため、口腔機能の低下を防ぐことに繋がります。
デメリット
一時的な食事制限インプラントに必要以上に負荷がかからないように一定期間は硬いものが食べられない場合があります。
感染リスク歯周病菌が抜歯した箇所に入り込む可能性があります。ただし感染対策を徹底していますので、感染確率は非常に低いといえます。
適応できない症例がある一般的なインプラント治療よりも骨の量や質の基準が厳しいため、患者様の口腔内によっては手術を受けられないことがあります。
IMMEDIATE LOADING IMPLANT 即時荷重インプラント
インプラント体を埋め込んだ後、即日上部構造である人工の歯をかぶせる治療方法のことです。通常は数カ月、時間をおいて実施する処置をしますが、即時荷重では、インプラント体を埋め込んだ直後に歯をかぶせます。
メリット
日常生活にすぐ戻れる噛む機能が早期に回復するため、非常に硬いものを食べない限り食事制限は不要です。
治療期間の短縮仮歯をいれることなく1回の手術で終えられます。
通院回数が少ない通常のインプラントと比べて通院回数が少ないため、仕事や子育てなどで忙しい患者様にとってはメリットがあります。
デメリット
適応できない症例がある一般的なインプラント治療よりも骨の量や質の基準が厳しいため、患者様の口腔内によっては手術を受けられないことがあります。
インプラントの不安定性インプラントの骨への定着が不十分な場合、成功率が下がる可能性があります。
感染リスク口腔内の負荷が高くなるため、感染症や出血などのリスクが高まります。
FLOW ワンデイ・インプラント手術当日の流れ
事前にX線検査やCT撮影を行い骨の状態や歯茎の状態を確認し、インプラントが適応できるかどうかを判断してから治療計画を立案します。その後手術となります。
VISIT ご来院
まずは口腔内の確認をし、場合によってはクリーニングを行います。
手術の準備を行います。SURGERY 手術(1時間程度)
麻酔後、抜歯をしたりインプラント埋入をします。その後に上部構造の人工歯を作製するための型どりを実施します。
COMPLETION / FITTING 上部構造完成・装着
人工歯ができあがったら、装着します。
装着後は、ご帰宅いただきその日から日常の生活に戻っていただけます。
ワンデイ・インプラントを長持ちさせるために
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定期的なメンテナンスと検診
ワンデイインプラントも他のインプラント同様、定期的なチェックとメンテナンスが必要です。歯科医院による定期検診で、インプラントの状態や歯茎の健康を確認してもらいましょう。
定期的なプロフェッショナルクリーニングを受けることで、歯垢や歯石の蓄積を防ぎます。
適切な口腔ケア
毎日の歯磨きが非常に重要です。インプラント周りや歯茎に炎症が起きないように、歯ブラシやデンタルフロスを使って丁寧にケアしましょう。
過度の力を避ける
歯ぎしりや食いしばりはインプラントに大きな負担をかけます。これらを防ぐために、ナイトガード(マウスガード)を使用することを考慮すると良いでしょう。
ストレスの管理
ストレスは歯ぎしりや食いしばりを引き起こす原因となります。リラックス法やストレス管理方法を取り入れることで、歯やインプラントの健康を守ることができます。