インプラント治療&流れ TREATMENT & FLOW

インプラント治療とは WHAT IS IMPLANT TREATMENT?

インプラント治療とは顎の骨の中にチタン製のボルトを埋めて、その上に被せ物を作る治療です。保険診療では治療できず自費診療になります。顎の骨に歯の根っこの代用品であるボルトを埋めているので、実際の自分の歯のように噛むことができます。

歯を失う一番の理由は
歯周病

日本人の歯を失う一番の原因は歯周病です。インプラントは本物の歯ではないので、歯周病にならず一生噛むことができると思っている人が中にはおりますが、それは間違いです。後述で登場しますが、インプラントはメンテナンスを怠るとすぐにダメになってしまいます。歯周病が原因で歯が抜けてしまった人は、歯周病の治療も行うようにしましょう。

  • インプラントの構造

DANGERS 欠損歯を放置する危険性

歯が抜けたままになっているとどのような弊害が起きるのでしょうか。
放置したときに起こりうることをまとめてみました。

  1. BAD APPEARANCE 見た目が悪い

    前歯は人目につきやすいので、抜けてしまうと見た目が悪くなります。歯同士は並んでいるようで実は両隣の歯と支え合っています。歯が抜けた状態で放置しておくと支え合うはずの歯がないので、欠損している方向へ傾いてくるのです。結果として歯並びも悪くなり、見た目に大きく影響してきます。

  2. DIFFICULTY SPEAKING 話しにくい

    舌を歯に触れて発音させる音があります。歯がなければそうした音を出すことが難しくなるので発音が難しくなります。舌足らずなイメージを思い浮かべるとわかりやすいです。

  3. WEAK CHEWING POWER 噛む力が弱くなる

    噛む力が一番かかるのは、奥から2番目の第一大臼歯です。第一大臼歯を欠損してしまうと噛む力が大幅に落ちます。第一大臼歯だけでなく、奥歯はどれも噛む力に関係しています。

  4. DEMENTIA RISK 認知症のリスクが高くなる

    最近の研究で、よく噛む人は認知症になりにくいということがわかってきました。歯の本数が少ないと、多い方に比べて噛む力や噛んでいる面積が狭くなりますよね。
    ですので、欠損した歯を放置していると認知症のリスクが大幅にあがります。認知症を予防するためにも、欠損した歯は放置せず治療するようにしましょう。

  5. RISK OF LOSING OTHER TEETH 他の歯が無くなるリスクも
    高くなる

    欠損した歯を放置しておくと歯並びが悪くなります。歯並びが悪くなると、今まで均等に噛めていたのが不均等に噛むようになります。すると歯にかかる負担も大きく変わってきて、結果としてどこかの歯だけ過度な負荷を受けるようになるのです。その歯は他の歯よりも寿命が短くなり、歯が抜ける可能性が高まります。

インプラント治療の
メリット・デメリット
Merit / Demerit

インプラント治療を検討する上で、メリットとデメリットを理解しておくことは大切です。

メリット

  • 自分の歯のように
    噛める

    インプラント最大のメリットです。保険診療の入れ歯やブリッジと比べても、自分の歯で噛んでいるように力強く噛むことができます。
    これは顎の骨とインプラントのボルトがしっかり結合しているからこそできるのです。

  • 見た目が綺麗

    インプラントで使用する被せ物はセラミックを使用します。セラミックとはお茶碗などに使用される陶器です。
    セラミックは自然な歯の色を再現するのに適していて、審美性を気にしている女性の方や前歯の治療には最適です。

デメリット

  • 手術が必要

    インプラント治療は、歯肉に人工歯根を埋め込む必要があるため手術治療が必要です。高血圧や糖尿病などの持病がある場合には治療が受けられないこともありますので、治療前に必ずお申し出ください。
    治療の前には、生体情報モニタにて血圧・脈拍・酸素飽和度などを測定し、患者様のその日のお体の状態を確認します。手術当日に血圧や脈拍などの状態が良くなく、手術に適さない場合は治療の延期などの対応をしています。

    また、治療中は部分麻酔を行うため、痛みが生じることはありません。術後は鎮痛剤や抗生物質を処方し、強い痛みや腫れが生じた場合のみ服用していただきます。

  • 費用が高額

    インプラント治療は、保険診療の適用外で自費診療扱いとなるので、ブリッジや入れ歯と比べると高額です。そのため、患者様の負担を軽減するために、分割払いや医療ローンも使用できる歯科医院が多いです。
    うえはら歯科ではデンタルローンをご用意し、患者様にさまざまなお支払いプランをご提供しています。

    デンタルローンはこちら
  • 治療期間が長い

    インプラントのボルトを骨に埋める手術が終わったら、ボルトと骨が結合するまで期間を空けなければいけません。
    そのため、インプラント治療は6か月前後かかることが多いです。

FLOW インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れは以下のようになります。基本的に数ヶ月をかけて行われる治療です。

  • 01

    初診・診断

    • 口腔内検査歯科医が口腔内をチェックし、インプラント治療に適しているか確認します。

    • レントゲン撮影歯茎や顎の骨の状態を確認するためにレントゲンを撮ります。

    • CTスキャンより詳しく骨の状態やインプラントの埋入位置を把握するために、CTスキャンを行うことがあります。

  • 02

    治療計画の立案

    診断結果を基に、個別の治療計画を立てます。骨の量や質、全身状態などを考慮して、最適なインプラントの選定や手術の進め方を決定します。

  • 03

    インプラントの埋入手術

    • 麻酔局所麻酔を行い、患者様が痛みを感じないようにします。

    • 手術顎の骨にインプラント体(チタン製のネジ)を埋め込みます。手術後、数日間は腫れや痛みがあることがありますが、通常は数日で落ち着きます。

  • 04

    治癒期間

    インプラントが顎の骨としっかり結合するまで数ヶ月間(通常3〜6ヶ月)を待ちます。この期間を「オステオインテグレーション」と呼びます。

  • 05

    アバットメントの装着

    インプラントが骨と結合した後、アバットメントという部品をインプラントに取り付けます。これにより、最終的な人工歯(クラウン)を取り付ける土台が作られます。

  • 06

    人工歯(クラウン)の作成・取り付け

    アバットメントに合わせて人工歯(クラウン)を作成します。作成が完了したら、アバットメントに取り付けて、インプラントが完成します。

  • 07

    最終確認・定期的なメンテナンス

    インプラントが正しく機能しているか確認し、必要に応じて調整します。その後、定期的なメンテナンスを受けることが大切です。インプラントはしっかりと手入れを行うことで長持ちします。
    インプラント治療は成功率が高い治療法ですが、治療後のケアが非常に重要です。

術後のメンテナンスに
ついて

メンテナンスで診ること

インプラント治療は手術をして被せ物を被せたらそれで終わりというわけではなく、その後のメンテナンスが重要になります。 冒頭でも書きましたが、インプラントは歯周病になりません。しかし、インプラント歯周炎という病気にはなります。
インプラント歯周炎になるとせっかく入れたインプラントがグラグラと揺れて、最終的には抜けてしまうことがあります。そうならないためにも、インプランのメンテナンスはしっかり行いましょう。
具体的には定期的に歯科医院へ来院していただき、以下のことを行います。

  • インプラントをはじめ、お口の中がしっかり磨けているかチェック

  • 歯科衛生士及び歯科医師による機械的清掃(ブラシを使って清掃)

  • 歯科衛生士による歯磨き指導

  • レントゲン撮影で骨とボルトがしっかり結合しているか確認

  • インプラントが緩んでいないかチェック

これらは歯科医院で行うメンテナンスの一部ですが、何よりも大切なのは患者様が自宅で行う日々の歯磨きです。歯磨きを毎日丁寧にしている方はメンテナンス良好になりますが、歯磨き不足や磨き残しが多い方には歯磨き指導を行います。

メンテナンスについてもっと知りたい方へ

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インプラントについてわからないことがあればお気軽に当院スタッフへお尋ねください。また、うえはら歯科ではインプラントに関して無料相談を受け付けております。お気軽にご相談いただければ幸いです。

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